京都府編Ⅲ
東海自然歩道と寄り道登山
2024年4月10~5月22日

2024.4.10    槙ノ尾・西明寺~苔寺   16.1km
2024.5.22    苔寺~御陵(沓掛町)    3.8km
2024.4.11    善峯寺~御陵(沓掛町)   11.2km
  2024.4.12  ポンポン山への分岐~ポンポン山 2.1km(*)

       京都府編Ⅲ歩行距離     33.2km
京都府編Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ合計歩行距離     139.7km
(*)「ポンポン山への分岐~ポンポン山」は大阪府編に記す

2024.4.10
 
                            9:40 あの赤い橋を渡ると西明寺、

半年ぶりの東海自然歩道、今回は新緑の中、清滝川の清流沿いの道を歩き、嵐山へという楽しみにしていたコースである。4/9は京都は1日雨、幸い歩行日の4/10は朝から晴れて雨上がりのすがすがしい陽気、寒いぐらいだ。
前回の歩行終了地点、西明寺から歩き出すと早速清滝川が見えてきた。しかし川の雰囲気が前回と何か違う。水量が多く、流れも速い。茶色に濁ってはいないが川底が見えない。急に心配になった。2か所潜水橋を渡るはずだが大丈夫だろうか?しかし、ここで心配しても始まらない。渡れなければ引き返せばよいと、覚悟を決めて歩き始める。

清滝川というと透明で清らか、子供が川の中で遊べるというイメージがある。しかし、清滝川沿いの道を歩いていると水は音を立てて流れており、川に入れば大人でも危険なほどの水量である。水量が多いせいか、川の景色は何処も同じに見える。しかし、問題の潜水橋は濁流にさらされていたが水没しておらず、無事渡ることができた。
 
9:50 橋を渡り坂を登ると神護寺だが今日はパス    9:55 清滝川は水量が多く透明ではない

 
10:00                          10:10

 
10:20 1つ目の潜水橋、かろうじて水面の上         10:30 道は右岸に移り細くなる

 
10:35                          10:45 ここから清滝川を高巻く

 
11:00 山桜らしきものがちらほら         11:05 清滝集落は桜が満開、清滝川沿いに戻る 

 
11:05 先ほど渡った橋               11:20 あの赤い橋は渡らないこと

 
11:35 清滝集落を後に右岸を行く           11:55 岩だらけの道

 
12:00 2つ目の潜水橋                  12:05 潜水橋を渡ると清滝川とはお別れ

落合橋で清滝川から離れ、1時間ほどで嵐山地区に入ると予想外の満開の桜が迎えてくれた。通常だと4/10頃は嵐山近辺は葉桜の季節だが、今年は桜の開花が遅れていたようだ。満開の桜に出会えるのは幸運で滅多にある事ではない。歩行が多少遅れても花見をすることにした。
二尊院、御髪神社、嵐山公園と花見をし、桂川の畔にでた。桂川の岸辺では外国人の人波と桜が歓迎してくれた。が何かが以前来た時の桂川と違うのだ。道には人が溢れているいるのに、静かな川面には人がいない。以前は多くの船が浮かび、人声が満ちていた。そうか、桂川は清滝川の下流なので、一見静かに流れているように見える桂川も危険で船が出せないのだろう。清滝川の濁流がここでも影響を与えているようだ。

 
                              12:30 六丁峠、上を有料道路が

 
12:55 鳥居本に入るとそこは外国人の町だった 13:15 二尊院で花見

 
13:35 嵐山公園への道             13:40 御髪神社は遠くから花見

 
13:40 竹林は外国人だらけ             14:05 桂川、ここも外国人、外国人・・・

 
14:10 桂川の川面にも遊覧船にも人影がない???そうか!桂川は清滝川の下流、ここも昨日大雨の影響で・・・

 
14:20 渡月橋より下流側、          14:25 渡月橋、嵐山側。ここも桜が満開

 
14:25 人も満開                         
  
渡月橋を渡りまた自然歩道のコースを外れ法輪寺へ。この寺は高台にあり満開の桜が見下ろせた。松尾大社でも花見をして鈴虫寺に着いたのは15:40ここで足に違和感を生じる。ちょうどバス停があったので、これ幸いと歩行を終わらせた。  
     
                      14:40 法輪寺から渡月橋を見下ろす

 
15:15 松尾大社、ここも桜が満開              15:40 この階段の途中で歩行終える。

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24.5.22

                             9:25 苔寺バス停脇の坂を上がる
4.11に善峯寺から苔寺まで歩く予定だったが、満開の桜に出会い予定が遅れ、桂坂で歩行を終えた。そこで、5.22午前中にこの残された苔寺~桂坂間を歩き、午後は大阪府の区間を歩いた。
5/22 早朝自宅を出て、京都・嵯峨嵐山駅からバスで苔寺に着いたのは9時過ぎだった。
 10:40 4/11の歩行終了地点、桂坂のバス停着。1時間半程の歩行だった。
**バス停に貼り紙があり、6月からバスの時刻が変わるとのこと。大幅な減便のようだ。この歩行があと1週間遅かったらバス減便に遭遇していた?普通なら4月に変更なはずなのになぜ今頃??しばらくして気が付いた。2024年問題、時間外労働・上限規制終了によりバスの運転手不足で減便するという事のようだ。東海自然歩道を歩く際はバスが欠かせないので自然歩道を歩く人が減らなければ良いが。幸い私は5月中に東海自然歩道を歩き終える予定だ。

 
9:35 しばらく郊外の住宅地を歩く         9:45 住宅地を右折すると・・家が無くなり竹林へ


10:15 竹林の緩い登りを行く、       10:20坂を登りきると御陵の住宅地  10:40 4/11の終着地        
                                        点着。
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2024.4.11
 

最近の山での昼食の定番は煎餅と芋ケンピと大福だが、京都の山を歩いているので京都の和菓子を昼食にしようと思い立った。京都大丸の地下に有名和菓子店が軒を連ねるとの事で前日の夕方仕入れに行った。仙太郎、満月、鳴海餅店、なにを何処で買ったかは忘れたが、桜餅、おはぎ、草餅、阿舎利餅を仕入れる。
しかし、ここで問題が生じる。桜餅、おはぎは「本日中にお召し上がりください。」と言われたのだ。明日の昼食用なのに。ホテルの冷蔵庫に入れて明日の午前中に食べれば大丈夫だろうと自分に言い聞かせる。

4/11の歩行予定は鈴虫寺から善峯寺までだが最後に金蔵寺から善峯(よしみね)寺の山道を歩くのを避けるため善峯寺から逆方向に歩くことにした。運が良ければ善峯寺で桜に出会えるはずだ。
9時バス停から善峯寺山門目指して急坂を登る。東海自然歩道は善峯寺の脇の林道を行くのだが、桜を期待して寺経由の道を選択する。山門で一息つき、本堂を参拝。次いで天然記念物の遊龍の松、松の先には綱吉公生母お手植えのしだれ桜、残念ながらしだれ桜は満開ではなかった。
チョット落胆して先に進むと、山の斜面に満開の桜が山を埋めつくす勢いで咲いている。吉野山の「一目千本」ではないが、よしみね寺の「一目百本」と言って差支えないだろう。1本1本は普通の桜だが、斜面に沢山の桜が咲いていると壮観である。
平地だと沢山の桜があっても、1度に見えるのは2~3本だが、斜面では百本でも1度に見える理屈だ。

「この桜の下で桜餅を食べたらさぞ美味いだろうな」と思ったが、寺院内は何処も飲食禁止なので我慢し善峯寺を出た所で美味しく頂いた。

 
9:30 善峯寺山門                 善峯寺観音堂(本堂)

 
9:40 遊龍の松と桂昌院お手植えのしだれ桜         桂昌院お手植えのしだれ桜

 
9:45 遊龍の松の先の角をまがると・・・満開の桜にであった。上の2枚の写真場所と時間は同じだが違う所がある。何処でしょう?左は今日4/11、右は4/12に撮ったもの。明日の方が日差しが強い。以下は4/12撮影のもの。
 

 
10:10 三鈷寺は参拝せず通過        10:40 小さな集落、ここも桜が満開

 
11:10 しばらく林道を行き、ここを右に、すぐ左に行くと  11:30 林道が山道になる

12時、金蔵寺では桂昌院お手植えのしだれ桜(樹齢300年)が満開。
13時、大原野の正法寺に寄り道、満開の石庭のしだれ桜に面会する。
14時、花の寺・勝持寺の西行桜は地面に花びらが満開。(写真3)
15時半、目的地鈴虫寺まで1時間ほどだが、疲れがたまったので桂坂公園(新興住宅地内)で歩行を止める。阪急線桂駅まで多数のバスが出ているので、次回は便利だろ。
花見で遅くなり予定どうりには歩けなかったが悔いはない。

 
12:00 金蔵寺              金蔵寺・桂昌院お手植えのしだれ桜

 
12:40 金蔵寺からは下り坂がつずく    13:30 大原野・正法寺・石庭のしだれ桜

 
13:50 花の寺・勝持寺山門             14:05 勝持寺の西行桜は地面で満開


 14:45 東海自然歩道はこの県道の右の  15:15 御陵・住宅街の緑地沿いの道 15:30 歩行終了地点
住宅街を行くがこの先で合流するのでこの道を行く 

写真にキャプションを付けている時???と思った。金蔵寺と善峯寺のしだれ桜(樹齢300年)がどちらも徳川綱吉生母桂昌院のお手植えなのだ。どちらかが間違いか真似をしたのかと思い、調べてみた。      
https://chidori-jyuku.jimdo.com/
どうやら桂昌院の権力は絶大で、金蔵寺と善峯寺の両方に多額の寄付をしたようで、両寺に桜があっても間違いないようだ。お手植えかどうかはまでは分からないが。

この京都府編Ⅲは長くなったので 「2024.4.12 ポンポン山への分岐~ポンポン山」は大阪府編に記します。 


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