京都府編Ⅱ
東海自然歩道と寄り道登山 2023年11月28日~12月1日
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2023年11月28日 大原・上野町~貴船口駅 7.4km 2023年11月30日 貴船口駅~鷹峰・源光庵 11.0km 2023年12月1日 源光庵~高雄・槙ノ尾 9.8km 2023年11月29日 南禅寺~円光寺 紅葉見物 京都府編Ⅱ合計歩行距離 : 28.2km |
京都の東海自然歩道を歩くなら紅葉の盛りにと計画し、家内を同行し(自然歩道は別行動)、歩行距離を短めにして午後は2人で紅葉の寺社巡りをした。また11/29は1日もみじ見物にあてた。
山沿いの自然歩道のある辺りの紅葉は盛りを過ぎていたが、京都市内は眩しいような紅葉の盛りだった。 11/28 京都・大原から貴船口駅まで歩き、歩行後に紅葉の鞍馬寺、貴船神社参拝の予定である。 朝、千葉県の自宅を出て大原・野村別れバス停に着いたのは10時だった。前回比叡山から野村別れまで歩いたのは雨上がりの6月で、初めてヒルにやられた苦い経験がある。今日は風もなく日が差しているが、寒い。道路を見ると最近雨が降ったようで濡れている。今日の京都市の天気予報は晴れ、雨の予報は無い。良い歩行日和になりそうだ。 しかし、半時間ほど歩き、江文峠手前の山道に差し掛かると、突然雨が降り出す。慌てて傘を出して歩く。10分程で雨は上がるが、手に持っている濡れた傘がなかなか乾かない。 その後天候は回復、陽も差してくる。薬王坂を越え、13時頃鞍馬寺の手前でまた雨が降り出す。すぐ止むと思って歩いていたが、本格的な降りとなり靴の中も濡れてくる。濡れついでに雨の中を鞍馬寺駅から県道を貴船口駅まで歩き、13時半に予定の歩行を終える。 雨は止まなかったが、貴船口駅の紅葉は今日一番の見事な紅葉だった。 その後叡山電車で鞍馬寺駅に戻り、雨が小降りになるのを待って、鞍馬寺を参拝する。鞍馬寺の紅葉は盛りを過ぎたようだった。 鞍馬寺から貴船神社まで山道を歩いていく予定だったが、貴船神社参拝は次の機会に譲る事にした。 10:00 大原野村別れ、 10:10 晴れてはいるが、ガスがかかっているような 10:30 県道から林道に入る 10:35 舗装が無くなり 10:40 突然雨が降り出し、傘を出す。山道になる。 10:45 道が荒れてくる 10:52 突然県道に飛び出す。ここが江文峠。 道は県道を横断した先に続いていた。一安心 11:25 林道が終わり静原町に入る 11:35 町の中心に静原神社がある。紅葉が盛りだった 11:40 静原町 12:05 ここからまた山に入る 12:20 傾斜がきつくなってきた 12:30 薬王坂(峠)あとは下り 12:50 薬王坂を降りた鞍馬寺集落の入り口 13:25 貴船口駅の紅葉がよかった。歩行終了 ここで休憩中、雨が降り出す。止まない。 貴船神社の祭神は水神で、祈雨・止雨の神を祀り、全国に2000社ある貴船神社の総本宮との事である。予報にない突然の雨は、最近雨が少ないのを憂いた誰かが祈雨したのだろう。いや、今日は貴船神社に来るなとの水神のお告げなのかもしれない。 5月には大原に泊まり比叡山を歩く予定が大雨で中止、6月にリベンジで比叡山を歩いたときにはヒルにやられ、今回の予期せぬ雨を考えると大原は私にとって鬼門のようだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11/30 まず撮鉄気分で叡山電車の運転席横の窓から紅葉のトンネルをカメラに納める。紅葉の見頃は過ぎたとの事だが、十分堪能できた。 10時、貴船口駅から県道を歩き始める。今日も晴れて寒い。 20分程で二ノ瀬集落となるが県道から右折する所を見逃し、しばらくウロウロ。 やっと貴船川、叡山電車の線路を渡り、登山道に入る。道は良く整備されている。 10:45 夜泣峠直前のところで突然登山道が10mほど崩落している。迂回のため崩落個所上部を目指してよじ登ろうとしたが、急坂で危険個所もあり、思うように前進出来ない。高巻いたトレールも見あたらないので、諦めて戻ることにする。 帰路、迂回路が無いか注意しながら歩くが、無し。結局登山口まで戻る。 昔、悲運の幼い皇子が夜、この峠を泣きながら運ばれたとの伝説から、夜泣峠になったようだが、私は晴れた昼間なのに峠が越せずに心で泣きながら引き返したのである。 叡山電車の踏切手前で休憩しながら善後策を練る。 地図には他の山越えルートは無いようなので、県道を歩き夜泣峠からの東海自然歩道に合流することにした。 県道を歩き始めるとすぐに、朝叡山電車から見た紅葉のトンネルの所で見たと思われる鉄橋に気が付いた。紅葉のトンネルにある鉄橋?ということで下からも1枚。 12:00 山幸橋(貴船川と鴨川の合流地点)で東海自然歩道と合流する。あまり遠回りにならない県道があり、たすかった。 13:50 鷹峰・源光庵で歩行を終える。以後、紅葉の源光庵、常照寺、光悦寺を参拝する。 9:40 叡山電車にて 10:00 貴船口駅より歩行開始 10:03 貴船神社鳥居、今回貴船神社は鳥居だけ参拝 10:20 二ノ瀬集落 10:22 登山口 10:24 10:26 良い道である 崩壊地の写真なし。やはり冷静ではなかった?? 11:25 迂回路にて、叡山電車鉄橋 11:32 この信号を右に行く 12:00 あの三差路から東海自然歩道に復帰 12:25 鴨川 12:30 この辺りから上賀茂の郊外住宅になる 12:50 住宅地にも指導票があり、感謝 13:50 鷹峰・源光庵で歩行終了 源光庵の窓越しの紅葉、丸窓は「悟りの窓」、角窓は「迷いの窓」と名付けられている 常照寺 光悦寺 歩行前に京都府の東海自然歩道の通行止め情報を見たが、夜泣峠はなかったので安心していた。所が峠の直前で崩壊地があり通行止めだったので、最近崩壊したので通行止め情報が無いのだろうと思った。 後日、調べると、京都一周トレイル関連で数年前から夜泣峠の通行止めと迂回路についての記事があった。しかも迂回路の入り口の標識が無いとの指摘の記事もあった。標識が無く、迂回路があることを知らなかったので、「迂回路に気ずかなかったのは仕方がなかった」と自分に言い訳をした。 京都には京都一周トレイルがあり、歩く人は東海自然歩道より多いようだ。トレイルと自然歩道の共用区間を歩いていると一周トレイルの迂回路情報に気が付く。問題は一周トレイルの迂回路や通行止め情報を東海自然歩道に適用して良いのかということである。千葉県に住んでいる私にとって一周トレイルは遠い存在で、東海自然歩道とどこまで同じルートなのか不明である。夜泣峠の場合、実際に歩き始めてから東海自然歩道と一周トレイルが共用している事に気が付いた。仮に歩いている時一周トレイルの迂回路を私が見付けたら、その迂回路を行っただろうか?多いに悩んだだろう。事実、二ノ瀬~夜泣峠は両者同じトレイルだが、夜泣峠からは別のトレイルになるようだ。 他県では東海自然歩道の通行止め情報は最新のものが発信されておりそれを見て計画を立てた。京都府の東海自然歩道関連の広報を見ると、「スズメバチによる通行止め解除」以外何も情報が無い。「夜泣峠の通行止め」は数年前からなのに言及されていない。 京都府は通行止め情報を発信しているのだろうか?一周トレイルの迂回路情報があるから自分の所では発信する必要が無いと考えているのだろうか?いっそのこと「通行止め情報は発信していません」と発信してくれればそれなりに対応するのだが。 *「夜泣峠の通行止め情報がない」むね京都府の東海自然歩道の係に連絡した所、早速通行止め情報がアップされていた。今までお節介さんがいなかったのか、東海自然歩道を歩いている人が少ないのか、両方かな。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12/1 京都・鷹峰から高山寺まで東海自然歩道を歩き、高山寺付近で紅葉鑑賞の予定である。 9:20 鷹峰の源光庵から歩行開始。すぐに林道、北西方向に真っ直ぐな道。 10:15 登山道にはいる。 10:40 上ノ水峠 11:50 中川で北西方向の道が南西方向に変わる。 12:50 高山寺着。歩行を終え、高山寺、西明寺参拝。次回は西明寺から歩く。 9:35 単調な林道がつずく 10:15 登山道に入る 10:30 伐採地のような明るい場所にでる 10:35 10:40 突然、道が良くなり下りになる。上ノ水峠である 10:55 11:05 11:20 女滝、滝? 11:45 県道との三差路 11:50 右の川は清滝川 12:35 標高が低くなったか、寺が近いせいか紅葉がでてくる 12:40 北山杉の林 13:00 高山寺参拝、紅葉の盛りは過ぎていた 14:15 西明寺参拝 帰りのバスは西明寺から京都駅まで1時間近くかかったが、料金は230円、京都市内の均一料金である。普通だとバスに1時間も乗っていると千円以上取られる。 11/28に国際会館前から大原行った際のバス代は360円で均一料金ではなかった。 高山寺(西明寺)と大原は市内からの距離は変わらないように見える。しかし、料金体系が異なるのは何故なのだろう。 京都では均一料金の区間が徐々に増えているようだ。 京都のバス代の事を千葉県人が疑問に思うのは筋違いかもしれないが、疑問に自分なりの答えを見つけるのが私の趣味?悪い癖である。 バス料金を均一にすると、メリットが色々あるようだ。 1)バス乗車時にICカードでタッチする機械が不要になり、降車時の機械だけでよい。ICカードを持たない人への番号札の機械も不要になる。番号札の用紙の補給のための人手も不要になる。 2)バス車内の降りる時点での料金表示パネル(停留所毎に変えている)が不要になる。 3)運転手への現金での料金支払いが楽になる。 機械が故障しなければ均一料金ではない方が増収である。しかし、バスが古くなると故障が起きるが、バスが走る機能の故障より1)、2)の機械の故障を直す方が厄介であろう。1)、2)の機械が故障した場合、そのバスは走行に支障はないが使用できない。 これらのメリットを考慮すると均一料金ではない増収分より均一料金の方がコスパが良いのだろう。しかし、機械が故障しなければ均一料金ではない方が増収なので、今はその移行期で両方があるのだろう。高山寺へのバスと大原へのバスの乗客数を考慮すると大原へのバスが均一料金ではない事が理解できたような気がした。(大原へ行った時、1台目は満員で次のバスまで待たされた) 京都府編Ⅲ へ行く 京都府編Ⅰ へ戻る トップページ へ行く |