エッシネン湖とニーセン山
1997年8月5日~6日
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スイスのトレッキング:今回スイスでのトレッキングを整理していて、気が付いた事がある。それは全てのトレッキングが下り基調の歩行だったことである。これは短時間に多くのコースを楽して周りたいとの考えて選んだコースだからではあるが、スイスのトレッキングコースの多くがコースの最高地点までロープウェイや登山電車で行けるからである。要はトレッキングコースの最高地点だけ行こうと思えば歩かなくて良いのだ。しかし、トレッキングしようと思うと登山電車があるのだから往復歩くのではなく、片道だけ登山電車を使おう、となる。登りに登山電車を使うのが常識的であり、早朝の雲の出ないうちに景色の良い所を歩ける・・・というわけである。
最近は年のせいで登りより下りの方がしんどいので今スイスに行けば、登りを歩く選択をするかもしれない。 8/6 3日間トレッキングを楽しんだグリンデルワルトを後にして今日の目的地トゥーン(Thun)湖そばのニーセン山に向かう。途中、カンデルシュテーク駅で途中下車し、エッシネン湖までトレッキングをした。今夜はニーセン山の山頂にあるホテルに宿泊なので、ニーセン山山頂には夕方着けばよいとの読みである。勿論大きな荷物はエキスプレスラゲージサービスでニーセン山の麓のミューレネン駅に送った。 朝、グリンデルワルトの宿から、この角度のマッターホルンもなかなか良い 12時前カンデルシュテーク駅から歩き始める。リフト(ロープウェイではなく)に乗れば後は下りだけ。 エッシネン湖が見えてくる。エッシネン湖はDoldenhorn等の3600m級の山々に取り囲まれている。 13時、エッシネン湖に到着。スイスに来てから多くのsee(湖)を目にしたがそれらは日本では池だった。エッシネン湖は日本でも湖と言って良いだろう。 ******** ******** エッシネン湖ー>カンデルシュテーク駅ー>ミューレネン駅ー>ニーセン山岳鉄道山頂駅、と乗り継いで山頂駅にはその日の16時に到着した。山頂にある客室8部屋のホテルに泊まる。 ニーセン山岳鉄道:標高差1643m、最大斜度68%(34度) Niesenニーセン山頂2362m、着くと同時にガスが広がる。 フェルディナンド・ホドラー作:ニーセン山 時間とともにガスは濃くなる。明日の日の出に期待して山頂のホテルに泊まる 8/6 早朝、日の出は見られなかった。しかし、上空に雲はあるものの雲の隙間にアイガー、メンヒ、ユングフラウが望めた。マッターホルンは手前の山にさえぎられ見えなかった。 ニーセン山頂から。イは東方向、ヘは南方向。マッターホルンはヘの後ろ辺りで見えない。 イ:アイガーEiger3970m ロ:メンヒMonch4049m ハ:ユングフラウJungfrau4158m ニ:Doldenhorn3643m ホ:Balmhorn3699m ヘ:Rinderhorn3453m ニ、ホ、ヘは昨日のエッシネン湖を取り巻く山々 この時の家内のスケッチ アイガー付近の望遠写真 手前がトゥーン湖、奥がブリエンツ湖 Nisen山頂からエッシネン湖を取り巻く山々 9時 ニーセン山頂からスイスでの最後のトレッキング開始。例によって下りである。しかもジグザグ道を山岳鉄道の中間駅Schwandeggまで。この時のトレッキングの印象は覚えていない。列車を乗り継いで帰国の途に着いたからかもしれない。 ニーセン山頂を望む ニーセン山はピラミッド、富士山に似ているが スイスの富士山という宣伝文は聞いたことがない 富士山は日本のニーセン山と言いたいのだろう 11時、ミューレネン駅着。この日はLuzernに、8/7はチューリッヒに泊り、8/8帰国便に乗る。 リッフェルゼーで逆さマッターホルンを へ戻る リッフェルベルクから湖沼を巡りスネガへ へ戻る マッターホルンの真下を歩く へ戻る トップページ へ行く |