天空のハイキング・雪の三千米峰
2001年8月28日・9月4日
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8/28 切り立った狭い尾根道を歩く、との言葉に釣られこのコースを選ぶ。Zell am SeeのKaprun近郊 通称アレクサンダートレイルとよばれるルート 9/4 1つぐらいは名前の付いた三千米峰に登りたいとSoldenのVentにあるWildes Mannle 3019m に雪の降る中の挑戦 |
KitzsteinhornとAlexander-Enzinger-Weg 27日はKaprunのキャンプ場泊 ザルツブルク南部、Zell am See近郊のKaprunにある山塊、グロースグロックナーのすぐ北にある 8月28日 8/27に家内が帰国したので天気が良ければキャンプ場に泊まる方針である。 『・・・』は当時の手記 『夜中にだいぶ雨が降る。5時には上がったようだが朝は曇り。 6:30 起床。朝食を作る。インスタントご飯とじゃが芋と玉ねぎの味噌汁。 9:00 テントサイト発。歩きでゴンドラ乗り場まで行くつもり。途中狭い谷沿いの道に木道を発見。戻って木道の出発地に来ると、有料の木道とのこと。せっかくなので歩く(約300円)。激しい流れ、狭い谷の中腹の木道を30分程歩く。その間一度も土、石はなく、全て木道だった。 11:00 ゴンドラ乗り場。 12:00 3本乗り継いでKitzsteinhorn3203m山頂に到着。晴れてはいるが、遠くは見えなかった。 12:30 2本目山頂駅から歩き始める。 今日の歩きは途中に両側が切り立った空中を歩くような道があるということで、きめた。コースタイムは3.5~4時間とのことだったが、昨日立ち寄ったインフォメーションではコース最後にあるゴンドラの最終が4時半で、コースタイムは4~5時間とのこと。 出発時間が12時半となったので、4時間で歩かなければならない。基本的には下り道なのだが急ぐことにする。まず昼食の時間は省略、45分毎の休憩時間にバナナ2本、白米を食べる。 視界100m程のガスと陽ざしの中を急ぐ。花は沢山咲いているが見る暇なし。疲れない程度に早く歩く。途中スキーコース(サマースキー場)を横切る所で5分程迷い少し焦る。日本なら白馬あたりの森林限界以上の山を歩きに歩く。途中羊の大群や牛の群れに道を阻まれながら。 期待していた両側が切り立った所は長さ500mほどはあったろうか。尾根は晴れているのに、残念ながら両側の下の方はガスでどのくらい切り立っているか分からない。道幅は1mほどあるので危険ではないが。見える範囲から想像すると、上に向かって30度の角度を持つ山の30度のかどを1mの所で切り取った道だろう。 前半は山腹を巻く道で時間がかかったが、後半は尾根道なので、結局3時間10分ほどでゴンドラ乗り場に着いた。いい山だった。 木道 ゴンドラ乗り場への道にて ゴンドラの中から 山頂駅から、雪原はサマースキー場 ゴンドラの中間駅からトレッキング開始、始めはこんな感じのトラバース道 羊も登山道が好きなようだ 切り立った尾根道はキリの中だった 下の方が見えるようになったがもう切り立ってはいなかった 牛の群れに道を阻まれたが 最終の1時間前に到着。もっとゆっくり歩けばよかった。 ******************************************** インスブルック南西のSolden(セルデン)の奥の村Vent(フェント)にある3千米峰を目指す 9月に入ってからチロル地方は連日雨、雨、仕方なしにチロル地方を離れてオーストリア西端のLechの山を歩いていたが、帰国時期が近ずいたのでまたチロル地方に戻って来た。 9月4日 前日Ventに着き、天候が悪化しそうなので宿に泊まる。 8:15 歩行開始。曇りでまだ雨は降っていない。Breslauer小屋に寄ってから3千米峰に登つもりだったが、今日、明日は雨の予報なので、先に3千米峰に向かう事にする。1時間程歩いた頃から小雪がチラつきだす。 10:30 Wildes Mannle 3023m登頂。山頂に10分間いただけで小屋に向かう。30分後には本格的な雪になる。12時頃には一面白くなったが、道はどうにか判別できたので、雪の歩きを楽しむ。雪は降っているが風はないので、寒くはない。ゴアの雨具も、新調のゴアの靴も快調だ。 12:30~13:30 Breslauer小屋で昼食。 Breslauer小屋からの下山路は道幅も広く、人が多く歩いているのではっきりしていた。 14:45 Vent着。 Vent村の宿 まずリフトの下を歩く。 下方に見えるのはVent村 Vent村越しに見えだしたVent南東の3千米峰 Vent北西にあるWildspitze3768m(上の地図参照) Wildes Mannle 3023m Wildes Mannle背後の山、Taufkarkogel? WildesMannle3023m(3019m?) 生憎景色は見えなかったが名前のある三千米峰に登れた セルフタイマーで撮ったが、雪のチラつきも写っている Breslauer小屋の辺りは雪化粧 下山路にて 橋に扉、何のために? 羊も雪に戸惑う? 夕方陽が射してきたのでVent村を散歩 今日は雨の予報だったが3000m峰登頂と雪道を歩くというおまけが付いて良しとしよう。晴れの日も雨の日も、雪の日も楽しむのが大事だ。 所で今日は9月4日、私の61才の誕生日だ。昨年はグルジア歩行のイスタンブールでワンゲルの仲間に盛大に祝ってもらったが、今日は一人で祝おう。がやはり少し寂しい。齢の事、誕生日の事は考えずにワインを飲んで忘れ、明日の事を考えよう。明日の夜は3たびツィーラタール縦走路に挑戦するためにMayrhofenに行く予定だ。 幻のツィーラタール縦走路 へ行く Hoher Burgstall・他 へ戻る トップページ へ行く |