奈良県編Ⅰ
東海自然歩道と寄り道登山
2022年4月20~22日
2022年11月30日




東海自然歩道には三重県から奈良県へ行くコースと三重県から滋賀県に行くコースの2本のコースがあり、三重県から滋賀県に行くコースを選ぶ人が多いようだ。奈良県を通るコースを選ぶと、100km以上歩行距離が長くなるのがその理由だろう。私はなんとなく奈良県を通るコースに決めていた。

三重県の次は岐阜県の予定だったが神奈川県を歩く事になり、神奈川県の山のトレーニングのために、2022年の春、3日間だけ奈良県を歩くことにした。奈良県は岐阜県に比べ山道が多いからである。

 
2022年4月20日 早朝自宅を出たが名古屋から名張駅、バスで中太郎生に着いたのは11時半だった。東海自然歩道で一番アプローチが長い所かもしれない。
11時半 中太郎生は三重県だが東側は三重県の大洞山(東海自然歩道、985m)西側は奈良県の倶留尊山1037mに挟まれた谷間の村である。このバス停は2020年3月に三重県の東海自然歩道を歩き終えた時利用したので、風景はなんとなく見覚えがある。歩き終えた大洞山とこれから向かう倶留尊山から亀山の稜線に挨拶して歩き始める。初めは集落の中の道なので、東海自然歩道の指導票を頼りに歩く。集落を抜けた後も分かれ道が多数あったが指導票が完備され助かる。道は林道だが亀山峠手前30分間は山道になる。
13:55 亀山峠着。峠の向こう側(奈良県)は景色が一変する。それまで歩いて来た三重県側は山林主体だったが、奈良県側は木が生えていない牧場のような所なのだ。その境目は山の稜線(県境)である。山の東側には木が生えているが、西側は草原なのである。
亀山峠からは倶留尊山へ寄り道登山をする予定だったが、時間が遅くなったので亀山への寄り道登山に切り替える。 亀山山頂(14:35)を経由して太良路方面に下る。
   4/20  歩行距離:8.1km

 
11:57 中太郎生から西側、倶留尊山方面       12:08 中太郎生から東側、大洞山方面

 
12:42 指導票             13:11 左端、尼が岳 中央、大洞山 三重県の東海自然歩道

 
13:19 山道に入る                 13:30 

 
13:55 亀山峠、景色が一変する。       亀山峠から北方面、ピークは二本ボソ。稜線の東側は山林

 
亀山峠から南側、亀山方面           亀山峠から西側、太良路方面。明日は左端の住塚山、国見山
                       近くのクマタワ峠を越えて室生寺まで歩く。中央は兜岳

 
14:18 亀山への途中東側が見える場所があった。中太郎生方面。     大洞山

 
14:28 鎖を使う所がある。             14:36 亀山山頂849m、山頂の標識なし

 
13:36 亀山山頂から南方面を望む          13:46 亀山山頂から下山途中。真っ直ぐ下る

 
14:49 最低鞍部が亀山峠              14:50 中央が兜岳


15:02 池から亀山峠方面

 
15:44 蛇行した県道歩きになる。脇に歩道があるはずが見落とす。 16:06 太良路が近ずく。正面は兜岳

 
16:10 かずら橋という鉄製の吊り橋         16:45 今夜の宿は太良路の外れの古民家、木治屋

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4月21日



4月21日 午後から雨になるとの予報。東海自然歩道では初めて2泊3日の行程なので、雨に降られるのも想定内。
この日の行程は山の中の林道主体だが10kmほどなのでゆっくり出発。宿の主人に集落の中心の商店まで送ってもらう。曽爾(そに)村の名物菓子を買う予定だったが、9時過ぎなのに商店は開いていない。
曽爾村は奈良県の最奥の村で、村の名前は私には読むことも書くことも出来ない。もう2度と来ることもないだろう。
9:20 歩行開始。まずは県道、次に林道、更に渓流沿いの山道、また林道。
12時頃にクマタワ峠着。峠からは山道が1時間以上、それから林道、県道、龍穴神社、室生寺へと歩く。
龍穴神社手前から雨が降り出す。たまに強い雨になる。室生寺は数年前にも来ているので30分ほど参拝する。
16:20 今夜の宿は室生寺から徒歩30分所の高台にあり、室生寺がよく見える。おまけに宿は東海自然歩道上にあるのだ。
    4/21  歩行距離:11.6km


9:20 歩行開始                       9:45 しばらく県道を歩く

 
10:00 やがて林道になり              10:26 渓流沿いの歩道になる

 
10:30 ちいさな滝があり              10:37 小さな淵がある

 
10:50 が突然舗装された林道に飛び出す       11:50 クマタワ峠

 
12:35 クマタワ峠からはしばらく山道になる       13:10 林道にでる

 
14:20 龍穴神社、雨が降り始める          15:20 室生寺に着く

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4月22日
    
4/22 夜中にだいぶ雨が降ったようだが、朝には止んでいた。
9:30 宿の朝食時間が遅かったので出発も遅くなる。宿の裏山を登る感じで自然歩道がある。2時間自然歩道を愉しんだ後は舗装道路あるきである。
11:50 室生湖の周辺道路が始まる。上り下りはないが地形に忠実に沿っているため、曲がりくねった道であまり先に進んだ気がしない。1時間半程で湖畔の道は終わったが、3時間歩いたような気がした。また、その後の戒長寺までの300mの登りがきつかった。
14:30 戒長寺。13時までに戒長寺に着いたら額井岳に登ろうと考えていたが、時間も遅いし、疲れもあるので額井岳は諦める。また、歩行終了地点はバス停のある玉立橋とする。
15:15 山部赤人の墓
16:00 歩行終了地点の玉立橋着。幸いバスは直ぐにきたが、高校生満載のバスだった。
この3日間は東海自然歩道最大の難関、丹沢に向けてのトレーニングのつもりだったが、上り下りは少なくトレーニングにはならなかった。しかし、3日間足に痛みが出ずに歩けたので良しとしよう。
 
  4/22 歩行距離:16.0km


宿から室生寺方面を見下ろす             9:40 公園の中

 
10:10 門森峠                   10:15 峠からは緩い下りがつずく

 
11:00 緩い下りの快適な道がつずく          11:30 県道に出る

 
11:50 県道から室生湖の湖岸道路に入る       12:10 湖岸は曲がりくねった道

 
12:30 通行止めの下山橋          13:10 赤人橋、これを渡ると室生湖ともお別れ

 
13:20 室生湖からあの額井岳中腹の戒長寺まで登る  14:20 戒長寺手前から室生の山々が見渡せる

 
14:40 戒長寺で休憩                15:15 山部赤人の墓でも休憩

 
15:45 後は道路を歩いてバス停へ        16:00 玉立橋上にて、橋は長く高く・川巾は狭い、陸橋?

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2022年11月30日

早朝自宅出発、榛原駅よりタクシーで前回歩行終了地点、玉立橋へ
10時 霧雨模様の玉立橋の下で歩行準備をして出発
10時半 玉立の集落を過ぎ、田畑、山林と山に入る。雨は上がる。
11時半 鳥見山展望台、少し長めの休憩。公園管理のおじさんと話す。その後公園の中で迷う。東海自然歩道は公園中心地を迂回するように出来ているが、この公園から自然歩道を歩き出す人もいるので指導票があちこちにあるのが原因らしい。
13時 高束城跡、木の間から遠くが見える。 この付近は山道
14時 山道が終わり集落にでる。
14時15分 初瀬ダム着。半周ほどダムの周りを歩き、ダムからは下り坂の県道を行く。
15時15分 長谷寺門前の宿着。go toの割引が使え2食付き3000円程で泊まれた。

  30日の歩行距離:10.3km

 
10:00 玉立橋の下で準備、これから行く玉立集落が見える  10:30 玉立集落神社

 
10:50 集落の最上部、田畑もここで終わり        山道に入る

 
11:10 歩きやすい山道            今日一番の紅葉樹


11:30 鳥見山展望台、雲の下に榛原の町が一望できる。寒い中柿の葉寿司で昼食。

 
12:15 鳥見山公園、道が交錯し迷う         12:45 しばらく歩いた舗装道路とも別れ山道に

 
13:20 高束城址にて                13:40 誰が敷いたのやら石畳道がつずく

 
13:50 突然集落の上に出る、遠くに初瀬ダムが見える   ちりモミジ、思わずシャッターを押す

 
14:20 初瀬ダムを半周歩く        15:15 長谷寺門前の宿着、写真は翌日早朝長谷寺にて

 4日間の合計歩行距離:46.0km  

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