四万十川・源流から河口へ(上)
2014年10月9日~11日
四万十川の本流沿いを自転車で旅した記録 自転車の特性を生かして沢山の川の写真を撮りました |
赤い線が自転車で走った道 |
2014年秋には高知県を自転車遍路する予定だったが、100kmほど余分に走れば四万十川の源流から河口まで四万十川沿いに走れることを発見した。36番青龍寺から37番岩本寺までは59km、37番から38番金剛福寺までは81km離れている。幸い37番は四万十川の近くにあり、38番は四万十川の河口の先にある。よって、36番を終えたら四万十川の源流に行き、川沿いに下れば遍路に支障はなく、四万十川のサイクリングも楽しめるという計画だ。源流までは登らなければならないが、後は下り一方という読みだ。
10/7 高知市に送った自転車を組立、28番大日寺から始め10/8には36番青龍寺まで参拝をおえる。 『・・・』は当時の手記 『10/9 7時半青龍寺傍の宿を出発。この日は遍路道を外れて四万十川の源流を目指す。30分ほど走ると大粒の雨が降りだす。雨具を着るがたまらず雨宿り。丁度道に面した屋根付きの車庫がある。感謝。昨日の予報では雨は無かったのだが。幸い30分程で上がる。 再出発してすぐ、道を間違え1時間以上のロス。坂道を大分登った所でありえない方向に海が見え、間違いに気ずく。 11時 須崎の町に入り、自転車店を探す。昨日あたりから時間が経つと前輪の空気が抜ける症状。1軒目は外出中、2軒目で修理してもらう。やはりパンクとのこと。 12時 いよいよ遍路道から四万十川源流に向かう国道197号に入る。この道は昔、坂本龍馬が脱藩の際に通った「脱藩の道」である。車は少ないが徐々に傾斜がきつくなり15時頃からは降りて押す個所が増える。おまけに雨も降りだす。大雨の間はトンネルの中で待機という事も。 16時 標高450m程の所で国道を離れ、県道に入る。雨の中、急坂が続き最後の30分は自転車を押して上がる。 17時 宿「せいらんの里」着(標高600m)。客は私1人だった。 明日は宿からさらに上流の源流点まで行く予定だったが、今年8月の台風による道路崩壊のため、宿から上は通行止めとのこと。残念と思う気持ちと、坂道を上がらないでよい事にほっとする気持ちがあった。なにか、1日中うまく行かない日だった。』 朝は太平洋沿いの道を走る 午後は国道197、脱藩の道からせいらんの里へ 10/10 宿より上流は通行止めなので、宿の前の流れを今回の四万十川の源流とする。川幅は3m程であり、川の向こう岸に稲葉洞という鍾乳洞があったので、入ってみる。 7:43 私の四万十川源流点、上流側 7:43 下流側 稲葉堂への橋、下は四万十川 7:59 20年以上乗っている愛車(ツーリング車) 8:00せいらんの里出発。ブレーキをかけっぱなしにして下ること10分、四万十川最初の村、中村が眼下に見えてきた。中村の標高は約430m、10分で標高は170m程下ったことになる。また、中村からから四万十川河口までは約150kmなので、平均して距離1kmで3m下ることになる。 8:11 最上流部の村、中村 8:19 中村の橋より四万十川の上流側 8:19 下流側 四万十川、初めての神社(中村) 8:34 8:49 しばらく道は川から50m程高い所を通る 8:58 橋より上流側 8:58 下流側 9:08 9:12~16 大股沈下橋、本流最上流の沈下橋 沈下橋とは欄干がなく、水面近くに橋があり、大水の時はしずんでしまう橋。それぞれ個性的で風情がある。本流には21の沈下橋がある。 大股沈下橋の正式名称は高樋(たかひ)橋 9:23 9:23 9:28 上流側 9:28 下流側 9:39 下流側 9:39 上流側 9:48 久万秋沈下橋(本流2番目)、上流側 9:48 下流側 9:53 上流側 9:53 下流側、普通の橋も掛かっている 普通の橋は堤防と同じ高さで欄干がある。 10:01 下流側 10:01 上流側 10:45 下流側 10:45 上流側 10:45 真横(この辺り両側に山が迫り急流が続ずく) 10:51 上流側 10:51 下流側 11:02 小さな堰があった、上秋丸地区 11:10 上流側 11:20 11:25 清水大橋(沈下橋) 11:25 清水大橋 12:03 川幅が広い 12:15~13:40 37番岩本寺、参拝と昼食 昼食は「うなきち」で四万十川で養殖したうな重、3000円也。天然だと4000円、養殖のほうがうまいという人もいるので。 13:54 若井沈下橋、この夏の台風で流された 14:00 四万十川は岩本寺辺りから 西に向かって流れる。 14:08 西に流れている流域では右岸に道がある 14:27 上宮沈下橋(上流側) 14:49 上岡沈下橋 14:52 上岡沈下橋、下流側から見る 15:05 JR予土線の鉄橋 15:26 いつのまにか四万十川は大河の様相 15:36 下流側 15:41 下流側 15:42 上流側 15:53 上流側 15:54 茅吹手沈下橋 上流側 16:06 上流側 16:25 上流側 16:25 下流側 15:28 下流側 15:31 下流側 16:34 上流側 16:34 下流側 16:54 下流側 17:10 下流側 17:10 川向こう中央辺りが今夜の宿、柳瀬温泉 17:15 柳瀬温泉着。丁度よい時間に宿に着く。この日の走行距離は88km、遍路の寺の数と同じだ。 四万十川・源流から河口へ(下) へ行く トップページ へ戻る |