ミルフォード・トラック(2)
2004年2月15日



マッキノン峠からの展望

2/15 『8時 1晩中降りつずいた雨も出発時には止み青空ものぞく。今日は始めからゆるやかな登りとなる。しばらくは川原の草原地帯、次にうっそうとした原始林の中を行く。
10時 マッキノン峠の登りが始まる。始めは林の中、だんだん木が無くなり、森林限界へ。この頃また私が最後尾。しかし、気にせず風景や初めて見る高山(?)植物を写真に撮りながらのんびり歩く。



 
 
昨夜の雨であちこちに滝が出現            世界一の散歩道

 
 
ここも散歩道 シダ類が多い                    巨木はめずらしい

 
 中央辺りがマッキノン峠                振り返ると歩いて来た谷が見える

11時半 マッキノン峠(1154m)着。雲がかかっている山もあるが、峠の反対側は上天気。しばらく風景を堪能してから峠にある休憩小屋で昼食。ガイドさんのくれたトマトスープが美味しかった。
13時 休憩小屋出発。どんどん下る。沢沿いの所は立派な手摺付の階段だらけ。

 
 もうすぐマッキノン峠
 
 マッキノン峠の西側の山Aiguille Rouge 1767m         峠から北西方向の山々
 
 峠には池塘もある。
 
                                                ガイドのジョンとベティ
 

 
 峠近くから今夜のロッジが見える            険しい所は安全な階段になっている

15時 クインティン・ロッジ着。早速世界で5番目に高い(580m)サザーランド滝を見に行く。滝に着きレインウエア上下を着て滝を見上げるが、しぶきで何も見えない。高さもあるが、水量もすごい。滝の裏側に行けるということで、挑戦するが滑って沢の中へ、幸いカメラは無事だった。2度めは荷を岩陰に置き、滝の裏側の入口付近まで行くが、それでよしとする。レインウエアはぐっしょりだが、中はしけった程度。宿の乾燥室は完全で、22時には洗濯したものが全て乾く。夕食は長崎から来た日本人5人と同席。』

  
 サザーランド滝

**ミルフォードトラックを歩いた4日間の内雨に会わず、青空の下を歩いたのはこの日だけだった。ラッキーとしか言いようがない。峠までの道は熱帯雨林の中の散歩道だったのが、マッキノンパスは標高1000m程なのに森林限界を越えた高山体の様相である。これはミルフォードトラックのが緯度が高く南極に近い場所にあるからだろう。


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