マウント・アスパイアリング眺望
Mt. Aspiring
2004年2月24~26日


Mt.アスパイアリングの眺望を求めて

 
上の写真はマッターホルン(左)とカナダのマッターホルンと言われるMt.アシニボインであり、以前これらの山を廻るトレッキングをしたことがある。ニュージーランドにはニュージーランドのマッターホルンと言われるMt.アスパイアリング(3033m)がある。これは是非とも見なければと計画を立てるが、標高が3000mなのに廻りを2000m級の山々に囲まれ山頂の視界がさえぎられ、見える場所が限られている。その一つがMt.アスパイアリングの展望台と言われるカスケードサドルである。このトランピングはカスケードサドルを目指したのだが。

                      『・・・内は当時の手記』
『2/24 13時 食料を買い、ワカナの町発。最後の山道では10か所ほど車で沢を渡る。車軸がもぐるぐらいの深い所もあり、故障するのではとヒヤヒヤしたが、そのうちに慣れてきた。
14時半、ラズベリークリーク駐車場着、歩き始める。
17時半、アスパイアリングハット着。』

 
 沢が道路を横切る               広い谷は牧場になっている
 
 
 Matukituki谷とMatukituki川         アスパイアリングハット

『2/25 7時 起床。
 8:45 出発。カスケードサドルは雪があり、それが凍って滑りやすいので危険だ、とのハットの管理人の弁。そこで、谷(Matukituki Valley)の更に奥にあるリバプールハットを目指すことにする。Mt.アスパイアリングからの直線距離は7~8kmとの事。Mt.アスパイアリングがよく見えるかは聞き漏らす。
11時 谷とリバプールハットの分岐。Mt.アスパイアリングとは谷を挟んだ反対の山に登り始める。急坂で両手を使って登る。谷は平らで山は急、これがニュージーランドの山の特徴?
13時 森林限界になり、リバプールハット近くに到着。ハットの少し上に出たのでハットには行かず道のない所をさらに200mほど登る。Mt.アスパイアリングはよく見えたが前に山(Mt.Joffre2091m)があり完全に全てが見えたわけではない。また、方向が異なるのか三角形には見えなかった。
13時半 ハットにちょっとより、帰り始める。子供4~5人を連れた2組の夫婦に会う。子供(大きい子で3~4才)がよくこの急坂を登れたな、と思っていたら夫婦がおんぶにだっこで登ったようだ。
17時半 アスパイアリングハット着。今日もこのハットに泊ることにする。』

 
 歩き始めてすぐにMt.アスパイアリングがみえる    快晴の空にMt.アスパイアリングを見上げる

 
 Mt.アスパイアリングに向かって歩くが、近ずくに従い前衛峰のため見えなくなる

 
 振り返って来た方を見る             ついにMt.アスパイアリングは見えなくなる

 
 谷からリバプールハット(橙色の建物)目指し登る  また、Mt.アスパイアリングが見えてくる
 ハットの上はMt.Barff(2252m)
 
 
 登るにつれて大きくなる             氷河が広く見える
 
 Mt.アスパイアリングを背景に           Matukituki谷を見下ろす

 
 アスパイアリングハットは上部の草原の右端    ハットからMt.アスパイアリング(右端)

 
 ネットで見つけたMt.アスパイアリングの写真     私の写真の拡大したもの

『2/26 7:45 ハットを出発して1昨日来た道を戻る。快晴の朝の逆光の写真を撮りながら歩く。沢山ある沢の渡渉では道を選び、石を選び慎重に飛び越える。
三時間の朝の散歩?は本当に素晴らしかった。牧草の夜つゆが光り、あちこちに牛がいる。道のそばにいる牛は怖いけど。いつまでもこの道が続いてくれと願いつつ、一方では早く車に着き、次の目的地へ行きたい気持ち。
11時 駐車場着。車は無事あった。』

 
 8時過ぎやっとMatukituki谷に陽が射し始める   今日も快晴

 
 遅い日の出

 
 牛は朝食の時間                 

 
 朝日の時間が終わる           カスケードサドルには行けなかったが良い時間が過ごせた

**Mt.アスパイアリングを真近で見るトランピングは天候にも恵まれ終わった。マッターホルン、アシニボイン山に比べると見た方向に不満が残るが。私はアスパイアリング山の南側から近ずいたが、それ以外の方向から近ずくための道路は皆無で、ヘリを使う以外近ずけず、選択の余地は無かった。

   アンジェラス・ピーク へ
   ニュージーランド南島 へ戻る
   トップページ    へ戻る