デナリ国立公園
1999年8月21日~24日
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アラスカでトレッキングと言えばデナリ国立公園は外せない。 そこで公園内のキャンプ場の予約を取り、マッキンリーの眺望を楽しみに来た。 四国程の広さの公園内には140km程の道路が1本だけあり、あとは人の手が入っていない世界だ。 |
8/21 14半 デナリ国立公園のインフォメーションで手続きをし、キャンプ場に向かう。公園内の道路は一般車は走れないがキャンプ場利用者はキャンプ場までの1往復は走れる。その特権を利用して何か所かレンタカーを止めて写真を撮る。
中央の白い道は公園外の国道 道路は舗装されていないが、良い道だ 16:30 テクニカラキャンプ場(入口より49km地点)着。 キャンプ地(写真は22日のもの) 焚火も出来る。夕食は昨日釣ったピンクサーモンだ。 8/22 14時まで快晴。 Mt.Mckinley(Denali) 6194m 9:15 バス乗車。 見渡す限り人口物はない マッキンリー見えてくる Stony Hill から アイルソンV.C. から 撮影タイムでバス停車(前景の山が少しずつ違う Mt.フォーレイカ(Foraka)5303m 13:15着~14:50発 『ワンダー・レイク(136km地点)。この間原野を歩き、ブルーベリーをつむ。』 『・・・』は当時の手記。 『終点のワンダー・レイクには見事何も建物はなかった。500mほど手前にトイレとキャンプ場があるだけ!結局山を歩かない人は15分程して同じバスで帰ることになる。歩くにしても歩道は全くなく、かすかな踏み跡があるだけ。道を作るとそこだけ自然が破壊されると考えての事か。 今日は運が良かった。2~3日前の予報では曇りだったが、快晴でマッキンリーを充分堪能した。頂上まで見える日は10日に1日との事。』 ワンダー・レイク越しにマッキンリーは見えるが写真には光線が悪い(南方向に山が見える) ワンダー・レイクとデナリ 『ワンダー・レイクまで4時間、途中から乗車したのでこの時間だが、始発からだと5時間半、往復だと11時間だ。しかし、動物を見るためにストップする時間が1時間、トイレ休憩が2時間程含まれているが、長い。しかし、実際に乗っていると景色の変化と動物との出会いで、少しも長いと感じない。後で乗車時間を計算して驚いたのだが。』 (しかも園内のキャンパーはバス代金無料) 8/23 8時半バス乗車 11時アイルソンV.C.(ビジターセンター)(106km地点)着 11時半 アイルソンV.C.から北にあるピークを目指して歩きだす。 標高差300m弱のピークを目指す。かすかな踏み跡をたどり40分程で山頂へ。食事中小雨降り出す。 しかし、10~20分程で止む。アラスカではこんな雨が多い。 『13時半:アイルソンV.C.に戻り道路の下(ワンダー・レイクに向かって左側)を道沿い(1kmほど離れ、たまにバスが見える)をキャンプ場に向かって歩く。道のない原野(ツンドラ)を2時間歩くが、大型動物にはあわず。 15時半 手を上げてバスを止め、バスに乗るとすぐに熊に会う。(危ない所だった) グリズリーがバスのすぐ横、1~2mの所に来るがバス、人には興味を示さない。キツネはバスを見上げたりするが。公園内は席があれば何処でもバスに乗れるのが良い。一部立入禁止を除いて自由に歩ける。熊もいるがそれは”自分の責任”と突き放す。熊のいる山の中で自由に(キャンプサイトではない所)キャンプしてよい(バックカントリー・パーミット)。自分の責任で。大した事故(熊やムース)もないらしい。冒険と責任。日本では熊がいればすぐに殺される。ここではバスのすぐ横まで来て人に無関心。この共存関係が長くつずくことを祈る。』 道は無くても歩きやすい 紅葉が始まっている所もある 目的地もなく良さそうな所をさ迷い歩く 小さな流れや 池塘を見つけながら 翌日も晴天を期待しながら 園内で会った動物 道路標識に背中を擦りつける。 8/24 公園を去る日になったが朝から雨。テントを軽くたたみ朝食は車の中。 8時半 バスに乗る。 10時 Polychrome Pass(73km地点 で降り20分程歩くが雨が止まないので帰ることにする。 12時 テントサイト。 車に荷物全てを入れ、次の目的地に向け出発。 雨はこの日22時まで休みなく降りつずく。これもアラスカの雨。 アラスカ釣り日誌 へ アラスカ周遊 へ戻る トップページ へ戻る |