禍福は糾える縄の如し
2025年4月18日

 
伯母子岳山頂               吉野山

4/9は小辺路最大の山場・伯母子岳(1344m日本200名山)である。  
朝、大股バス停で歩く準備をしていると、スマホの電池が20%しかないとの警告音が??昨晩充電したはずが何故?昨日ヤマレコの登山アプリを終わらせなかったのが原因のようである。このアプリは静止状態でも1時間に5%ずつ電池を消耗するようだ。暫くするとスマホは電池切れになった。(スマホの電池が20%の時点でヤマレコ等全ての機能をOFFにして機内モードにしておけば万一の時電話が出来たかもしれない、と後日気が付いた。) (禍)
小辺路のルートは伯母子岳山頂を通らないのだが、崩落があり迂回路は山頂経由になっている。お陰で快晴無風の伯母子岳山頂に立て、360度のパノラマを楽しみながら昼食がとれた。 (福)

今夜の宿は三浦口にある。ここには小さな民宿が2軒しかないので、2か月前に電話したところ満員だった。予約できたのは三浦口から10km程の川津にある民宿で、送迎なしである。三浦口から民宿まではのタクシー代は迎車料金を加えて1万円程と言われ覚悟をしていた。(禍)  しかし、4月に入ってから民宿に電話してみると「今年は4月から小辺路バスが運行します」と言われた。小辺路バスとは毎年秋の期間限定で三浦口から十津川村の宿まで運んでくれるバスである。今年から春も運行することになったようだ。ラッキーである。しかし、予約制で1日1回、三浦口16時発だけである。 (福)  
というわけで、16時には三浦口に着かなければならない。伯母子岳の下り上西家跡に13時に着いた。そこには三浦口まで2時間と書かれていた。下りで道も整備されているので3時間あればゆっくり到着できると思ってしまった。しかし、15時になった時、残り1.9kmの標識があった。??あと1時間ペースを挙げる。最後は急な下りになる。15:50まだまだ急坂が続くがペースが上がらない。16時になってしまった。急な下りはまだ続く。スマホは電池切れで連絡できない。とたんにペースが落ちる。バスに乗り遅れたので宿までどう行こう。最後は休憩なしで歩いて来たので、足が重い。 (禍)
16:20頃下から人が来た。昨夜の民宿の夕食で隣の席で今日の行程など話し合ったカナダ人のテレサ(母が日本人で日本語が話せる)である。テレサの話では今日の小辺路バスの乗客はテレサと私の2人だけで、バスの運転手さんに私の事を話した所、私の到着を待っているとのことだった。チョウラッキーである。バス停に着いたのは16時半だった。テレサ、運転手さんありがとうございました!  (福)
予定では今回の小辺路は明日までで、残りは次回歩くつもりだったが、今日最後の下りの疲れ具合で不安を感じる。宿で天気予報をみると明日は小雨模様との事である。これ幸いと今回の小辺路はこの宿で終わりにする事にする。
明日は帰宅だけだが、帰り道に吉野の近くを通る。調べると吉野の下千本、中千本の桜は今日満開とのことである。千載一遇のチャンス。明日は花見だ。スマホを頼りに行き方をしらべる。  (福)

4/10 朝の天気予報では奈良県は雨の確率50%、宿の主人の話では「先ほどパラっと来た」との事。雨の中の花見も良いかと覚悟を決める。  (禍) 
8時前のJR五条駅行きのバスに乗る。この宿は小辺路を歩くには不便だが、吉野に行くには便利である(福)。スマホによると五条からJRに乗り、近鉄に乗り換え吉野には10時半に着く予定だ。ただし五条でのバスとJR乗り換え時間は2分である。バスの運転手さんに聞くと「このバスは五条から近鉄福神駅まで行くので、福神で近鉄に乗ったらどうか」とのことである。五条周辺の地理は不案内だが五条駅行きのバスの終点が福神駅だから、5分もあれば福神駅に着くだろうと運転手さんの言葉に従う。しかし・・・バスは五条駅から30分経っても福神駅に着かない。結局吉野に着いたのは11時だった。 (禍)
大きな荷を預け、雨具を持って吉野駅を出ると満開の桜が待っていた。バスで中千本に行きバスの誘導員に聞くと、「今日は上千本が満開になった」とのことで、上千本の吉野水分神社まで歩く。そこから改めて上千本、中千本、下千本、吉野駅(15時)まで歩く。上千本では満開の桜が眼下に広がる中、持参の柿の葉寿司の昼食をとり、中千本では土産にちりめん山椒、奈良漬を買い、下千本では桜吹雪の中で名物のくず餅を頂く。
雨にもあわず満開の桜の下4時間逍遥する。生涯最高の花見であった。  (福・福)
「終わり良ければ総て良し」

   終活登山日記   へ行く
   トップページ    へ行く