チャリでルーマニア修道院巡り
ユーラシアを歩く会のルーマニア100kmを歩き終え、ルーマニア観光の目玉
「五つの修道院」を自転車で巡ろうと日本から自転車を持参した。
1998年8月3～4日
「五つの修道院」を自転車で巡ろうと日本から自転車を持参した。
1998年8月3～4日
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五つの修道院：ルーマニア北東部ブコビナ地方に点在する15～16世紀に建てられた修道院。外壁にフレスコ画が描かれているのが特徴で、上図中の赤丸の5か所の修道院。
8/2 午後にルーマニア北東部スチャブヴァSuceavaに着き、市内の城跡と教会を巡る。夕方、あすからのサイクリングのため日本から持参した自転車を組み立てる。
『・・・』内は当時の手記
『8/3 いよいよ自転車でルーマニア観光の目玉「五つの修道院」巡りである。しかし五つは時間が掛かりそうなのでアルボーレ修道院、フモール修道院、ヴォロネッツィ修道院の3つと途中の有名な僧院、ドラゴミルナ修道院を巡る1泊2日約100kmのサイクリングを目指す。
8：40 まず余分な（それなりに有名な）ドラゴミルナ修道院に向かう。余分に10km走ればと思っていたが、緩い上り坂と道を間違えて往復3時間かかる。（当時手に入った地図は1/500，000だった）
11：30 幹線道路に戻り五つの修道院の1つ目、アルボーレ修道院を目指す。しかし、1時間走っても緩やかな上り坂が続き7～8kmがいい所。
12：30 方針変更。今日は昨日のホテルに帰る。もし、このまま進めばアルボーレ修道院まで登り主体の30km、ホテルのある所まで更に30kmである。そこで、近道をしてホテルに向かうが、1時間行った所でそこから先は舗装されていない道路になる。その道をしばらく走るが、時速は2/3から1/2に落ちる。近くにいた人に聞いて見ると戻った方がよいとのこと。結局幹線道路を後戻り。
15：30 ホテル帰着。
自転車走行距離：62km 平均時速：10km
＊明日の予定は・・・再度自転車で挑戦も考えたが・・タクシーを一日チャーター（45米ドル）する事にした。』
後日挫折の原因を探ってみた。
＊一見平に見える大地だが自転車では疲れる傾斜がある。
＊大まかな地図しか手に入らず、よく道を間違える。
＊始めにヴォロネッツィ修道院に行くコースにした方が良かった。ヴォロネッツィ修道院の側にホテルがある。
＊夏の暑い時期で疲れた。
＊日本では月に2度ほど3時間ぐらいのコースを走っていたが、平坦なコースだったのでトレーニング不足。
＊7/29～8/1までルーマニアの田舎100kmを歩いていたので、その疲労がまだ抜けていなかった？
ルーマニアの自転車事情
ツールドフランスの熱狂ぶりから分かるように、ヨーロッパでは自転車がよく乗られている。しかし、ルーマニアでは自転車に乗る人は少ないようだ。首都ブカレストで朝9時頃30分程自転車修理店を探しにタクシーに乗ったが、町を走っている自転車に1台しか会わなかった。目指していた自転車店は時間外で中には入らなかったが、完成車など1台も無いような店だった。地方都市や田舎でも自転車に会った記憶はない。
ルーマニアの主要産業は農業のようだ。田舎では当時は馬車が普通に使われていた。農業では自転車は役立たないし、ちょっとその辺まで買い物に行くという文化が無いのだろう。
ルーマニアで撮った自転車の写真はこれだけ。挫折するとは思わなかったので。一見走りやすそうな道だが微妙に傾斜があり、疲れる。
ドラゴミルナ修道院：外壁にフレスコ画は無いが、高い塔があり、内部はなかなか良かった。
8/4 以下当時の手記
『8時半、タクシーで五つの修道院巡り出発。運転手は少し英語が出来、車はベンツではないがドイツ車、80～100km/hで飛ばす。修道院は1400～1500年代に出来たらしいが、どれも似ているが又どこか違う。
修道院で日本人2人に会い、久しぶりに日本語を話す。タクシー代は1人だと50ドル、2人で100ドルとのこと、すこし得した気分だ。
四つ目の修道院を過ぎ気が付くと昨日自転車で走った道を走っている。五つ目のアルボーレ修道院は素通りらしい。気が付いた所で言えばよかったのだが、色々考えているうちにスチャヴァ市内に入ってしまう。運転手とは車中色々な話をした。その中で「昨日アルボーレ修道院に自転車で行こうとした」と話したのをアルボーレ修道院はもう行ったと誤解されたらしい。
運転手と話した事。仕事を2つ持っている。観光タクシー運転手とラジオ・オペレーター（1日出て2日休み）。
スチャヴァのサッカーチームはルーマニア1だそうである。等
おまけに峠でコーラをおごってもらう。
どちらかというと素晴らしい1にちだった。体を使うことなく目の保養が出来た。
アルボーレ修道院には行けなかったが、前日のドラゴミルナ修道院を加えると五つの修道院を巡った事になる。
1つ目、フモール修道院
フモール修道院の外壁のフレスコ画
2つ目、ヴォロネッツィ修道院 ヴォロネッツィ修道院の外壁画、「最後の審判」
3つ目、モルドヴィツァ修道院（絵ハガキより） モルドヴィツァ修道院の内部
モルドヴィツァ修道院の外壁
スチェヴィツァ修道院途中の峠 スチェヴィツァ修道院
スチェヴィツァ修道院外壁
20時 屋外のレストランにて
今、空を見ると雲がある!! 7/28セベリンで夕立に会って以来1片の雲も見ない日が続いた。いや、雲がまた消えていく。明日から山に行く予定だが、雨は大丈夫だろう。この記録をつけながら夕食を取っていると、1～2時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
ルーマニア最高峰登頂 へ行く
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8/2 午後にルーマニア北東部スチャブヴァSuceavaに着き、市内の城跡と教会を巡る。夕方、あすからのサイクリングのため日本から持参した自転車を組み立てる。
『・・・』内は当時の手記
『8/3 いよいよ自転車でルーマニア観光の目玉「五つの修道院」巡りである。しかし五つは時間が掛かりそうなのでアルボーレ修道院、フモール修道院、ヴォロネッツィ修道院の3つと途中の有名な僧院、ドラゴミルナ修道院を巡る1泊2日約100kmのサイクリングを目指す。
8：40 まず余分な（それなりに有名な）ドラゴミルナ修道院に向かう。余分に10km走ればと思っていたが、緩い上り坂と道を間違えて往復3時間かかる。（当時手に入った地図は1/500，000だった）
11：30 幹線道路に戻り五つの修道院の1つ目、アルボーレ修道院を目指す。しかし、1時間走っても緩やかな上り坂が続き7～8kmがいい所。
12：30 方針変更。今日は昨日のホテルに帰る。もし、このまま進めばアルボーレ修道院まで登り主体の30km、ホテルのある所まで更に30kmである。そこで、近道をしてホテルに向かうが、1時間行った所でそこから先は舗装されていない道路になる。その道をしばらく走るが、時速は2/3から1/2に落ちる。近くにいた人に聞いて見ると戻った方がよいとのこと。結局幹線道路を後戻り。
15：30 ホテル帰着。
自転車走行距離：62km 平均時速：10km
＊明日の予定は・・・再度自転車で挑戦も考えたが・・タクシーを一日チャーター（45米ドル）する事にした。』
後日挫折の原因を探ってみた。
＊一見平に見える大地だが自転車では疲れる傾斜がある。
＊大まかな地図しか手に入らず、よく道を間違える。
＊始めにヴォロネッツィ修道院に行くコースにした方が良かった。ヴォロネッツィ修道院の側にホテルがある。
＊夏の暑い時期で疲れた。
＊日本では月に2度ほど3時間ぐらいのコースを走っていたが、平坦なコースだったのでトレーニング不足。
＊7/29～8/1までルーマニアの田舎100kmを歩いていたので、その疲労がまだ抜けていなかった？
ルーマニアの自転車事情
ツールドフランスの熱狂ぶりから分かるように、ヨーロッパでは自転車がよく乗られている。しかし、ルーマニアでは自転車に乗る人は少ないようだ。首都ブカレストで朝9時頃30分程自転車修理店を探しにタクシーに乗ったが、町を走っている自転車に1台しか会わなかった。目指していた自転車店は時間外で中には入らなかったが、完成車など1台も無いような店だった。地方都市や田舎でも自転車に会った記憶はない。
ルーマニアの主要産業は農業のようだ。田舎では当時は馬車が普通に使われていた。農業では自転車は役立たないし、ちょっとその辺まで買い物に行くという文化が無いのだろう。
ルーマニアで撮った自転車の写真はこれだけ。挫折するとは思わなかったので。一見走りやすそうな道だが微妙に傾斜があり、疲れる。
ドラゴミルナ修道院：外壁にフレスコ画は無いが、高い塔があり、内部はなかなか良かった。
8/4 以下当時の手記
『8時半、タクシーで五つの修道院巡り出発。運転手は少し英語が出来、車はベンツではないがドイツ車、80～100km/hで飛ばす。修道院は1400～1500年代に出来たらしいが、どれも似ているが又どこか違う。
修道院で日本人2人に会い、久しぶりに日本語を話す。タクシー代は1人だと50ドル、2人で100ドルとのこと、すこし得した気分だ。
四つ目の修道院を過ぎ気が付くと昨日自転車で走った道を走っている。五つ目のアルボーレ修道院は素通りらしい。気が付いた所で言えばよかったのだが、色々考えているうちにスチャヴァ市内に入ってしまう。運転手とは車中色々な話をした。その中で「昨日アルボーレ修道院に自転車で行こうとした」と話したのをアルボーレ修道院はもう行ったと誤解されたらしい。
運転手と話した事。仕事を2つ持っている。観光タクシー運転手とラジオ・オペレーター（1日出て2日休み）。
スチャヴァのサッカーチームはルーマニア1だそうである。等
おまけに峠でコーラをおごってもらう。
どちらかというと素晴らしい1にちだった。体を使うことなく目の保養が出来た。
アルボーレ修道院には行けなかったが、前日のドラゴミルナ修道院を加えると五つの修道院を巡った事になる。
1つ目、フモール修道院
フモール修道院の外壁のフレスコ画
2つ目、ヴォロネッツィ修道院 ヴォロネッツィ修道院の外壁画、「最後の審判」
3つ目、モルドヴィツァ修道院（絵ハガキより） モルドヴィツァ修道院の内部
モルドヴィツァ修道院の外壁
スチェヴィツァ修道院途中の峠 スチェヴィツァ修道院
スチェヴィツァ修道院外壁
20時 屋外のレストランにて
今、空を見ると雲がある!! 7/28セベリンで夕立に会って以来1片の雲も見ない日が続いた。いや、雲がまた消えていく。明日から山に行く予定だが、雨は大丈夫だろう。この記録をつけながら夕食を取っていると、1～2時間はあっと言う間に過ぎてしまう。
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