斜里岳
2003年8月31日



前日斜里岳麓の民宿「風景画」に泊まる。斜里岳が風景画のように見える。

 8/30 17:30 風景画だと電線は描かないのだが

以下、当時の手記を参考に記す。
8/31 5時起床、前日2食分の握り飯を頼んでおく。
 6:30 車で登山口の清岳荘まで行き、登山開始。今日の山も楽しみだ。旅の途中で会った人の話では(2ヶ月近く北海道の山を回っていた山口県の人)斜里岳が一番良かったとの事なので。
登りは沢沿いの道をとる。沢を右に左に横切るように道ができている。何回沢を横切ったことか。しかし、災難が始まった。まず、頭を木の枝でゴチン。またゴチン。道に気(木)を取られているとまたもやゴチン。結局10回以上。2日たっても痛みは取れなかった。次に・・・私は歩くのが遅いので後ろから追いついて来た人には道を譲る主義なのだが・・・次から次へと人がくる。譲っても譲っても人が来る。沢の中の狭いすれ違いのできにくい所で何十人も。聞いてみると「北海道山岳連盟」の親睦登山とのこと。今日は100人近くがこの山に入ったらしい。道理で皆歩くのが早い訳だ。
 10:30~11:00 斜里岳山頂。山名の前での記念撮影に10分以上待たされる。山頂は人、人、人だ。だんだんと腹が立ってきた。親睦という名の集団登山に。個々のグループでは良い人々なのに、それが集団となると。
まず、自然に対してオーバーユース(山中にトイレなし)、個人の登山者に対して駐車場の問題、沢の道での渋滞。
一番の問題は集団登山の「是非」が問われているときに山岳連盟が集団登山を行ったことである。
14:00 下山。下山路には尾根道を選択した。
私にとっての斜里岳は人人人で冷静に山を見る余裕が無かった。

 
 7:40 沢登りが始まる               7:40 同時にそれは渋滞の始まりでもあった

 
 7:50 人が居るのでシャッターは押してもらえるのだが  8:37 大きな滝に出る

 
 8:42 もうすぐこの滝を登りきる           8:45 この滝を上から見た

 
 9:14 沢は狭くなり                9:15 沢は濡れている程度の水量になる

 
 9:41 沢が終わり、稜線にでる               9:49 馬の背

 
 9:50 馬の背より阿寒湖?             9:53 右側が斜里岳山頂

 
 10:25 斜里岳1545m山頂、人々人だった   山頂より北東方向、昨日登った羅臼岳(右奥)をみる

 
 山頂より南西方向、摩周湖が望める          南西方向、阿寒湖も見える

 
 山頂より北方向、眼下に斜里町とオホーツク海      東方向には国後島

 
 山頂より南方向、斜里岳のピークの一つ1508m峰    下山路にて11:40 左端が山頂
 眼下の登山道には沢山の人が登って来る。
 
12:02 1250mピークより、摩周湖が見える     12:02 下山路は前方の山の右の尾根


 14時、下山する。車も多く路駐だった。

下山後、手持現金が少なかったので、銀行に行くが日曜日のためおろせず。宿には泊まれないので、東もことキャンプ場に行く。春には芝桜の名所らしい。キャンプ代、夕食材料、温泉代を払ったら残りは千円札1枚だった。

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